はじめに
こんにちは、くじらママです。
「空間認知力」ってよく聞くけれど、
- 何歳くらいから育てればいいの?
- どんな遊びが効果的なの?
そんな疑問を持つみなさんも多いのではないでしょうか。
実はこの力、特別な教材がなくても日常の遊びの中で自然と育つんです。 今回は年齢別に「育ちやすい空間認知の力」と「おすすめの遊びアイデア」をご紹介します。
ぜひお子さんの年齢に合わせて参考にしてみてくださいね。
空間認知力とは?
空間認知力とは、「物の位置・向き・形・距離・順序」などを正しく把握し、頭の中でイメージして行動に移す力のこと。
この力が育つと…
- 片づけや整理整頓がしやすくなる
- 絵や文字のバランスがとりやすくなる
- 組み立て遊びや図形問題が得意になる
など、将来の学習や生活のスムーズさにもつながります。
【年齢別】空間認知力を育てる遊び
【1〜2歳ごろ】見る・触れる・動かすが学びにつながる
育つ力
- からだ全体を使った感覚の土台づくり
- ものをつかむ・入れる・出すなどの手の操作
- 「同じ」「ちがう」「入る・入らない」の感覚
この時期は、「空間認知の“土台”」を育てる大事な時期。 感覚的にたくさん「触れて・動かして・試す」ことで、のちの理解のベースが育ちます。
おすすめの遊びアイデア
- 型はめパズル
- 大きめの積み木を積む・並べる
- コップ重ねやおもちゃの出し入れ遊び
【2〜3歳ごろ】「見てマネする」から「考えてやってみる」へ
育つ力
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「上・下・前・後ろ」などの位置関係の理解
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並べる・向きをそろえるといった整理の力
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簡単な図形やパターンの認識
この時期は、「自分でやってみたい!」気持ちがぐんと育つ時期。
見たものを再現したり、形を意識して並べたりすることで、空間把握の力が伸びていきます。
おすすめの遊びアイデア
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マグネットやブロックを使った模倣あそび(例:お手本通りに並べる)
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絵合わせ・パズルあそび(6~12ピース程度)
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道路マットや線路をつなげて遊ぶ
【3〜4歳ごろ】イメージしながら組み立てる力が伸びてくる
育つ力
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「◯◯の上に」「◯◯の後ろ」などの空間的な関係の理解
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頭の中で形や位置をイメージする力
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組み立てや構成あそびの基礎
この時期は、言葉の発達とともに「どこに・どう置くか」といった位置のやりとりが豊かになります。
イメージをふくらませながら、ブロックや工作などに夢中になる子も多くなってきます。
おすすめの遊びアイデア
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レゴやブロックで立体をつくる
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パターンブロックや構成パズル
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折り紙や工作あそび(簡単な折る・切る・貼る)
【4〜5歳ごろ】頭の中で“こうなるかも”と想像する力が育つ
育つ力
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向きや順序のイメージ力
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図形や立体を頭の中で回転・変換する力
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「完成形」を思い描いて組み立てたり作ったりする力
この頃になると、「こうやったらこうなるかも!」という見通しや予測の力が育ってきます。
ブロックや工作、迷路などでもゴールを想定しながら工夫する力がぐんと伸びます。
おすすめの遊びアイデア
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迷路遊びや道をたどるワーク
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図形パズル(ピース数が多いものもOK)
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折り紙での立体づくり(箱・風船など)
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絵地図づくりやスタンプマップあそび
【5〜6歳ごろ】図形や位置の理解がぐんと深まる
育つ力
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図形の構成・分解の力
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見えない部分を補完してイメージする力
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複雑な位置関係(右から2番目・斜め上など)を理解する力
就学前になると、より抽象的な空間のイメージができるようになります。
パズルや地図、ルールのあるゲームなどを通して、論理的に空間をとらえる力が育ちます。
おすすめの遊びアイデア
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図形パズル(タングラムやブロック構成)
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指示に従って折る・描く(折り紙の折り図、ぬりえの指示)
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ミッションゲーム(例:○○の上に××を置く)
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地図あそび・プログラミング的思考を取り入れたボードゲーム
年齢はあくまで目安です
今回ご紹介した遊びや育つ力は、あくまで“目安”としてご覧ください。
お子さんによって得意・不得意、発達のスピードには違いがあります。
「まだ難しそうかも…」
「ちょっと簡単すぎるかな?」
そんなふうに感じたら、お子さんの“今”にちょうどいいレベルに調整して、
「できた!」「たのしい!」をたくさん感じられるようにしてみてくださいね
無理なく、のびのびと。
遊びの中で自然と力が育っていくことがいちばん大切です。
まとめ|年齢に合わせた“遊び”で空間認知力を育てよう
空間認知力は、「特別な訓練が必要な力」ではありません。
子どもの発達段階に合った遊びを日常に取り入れることで、自然とその力が育っていきます。
「上手にできるか」よりも、
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夢中になって試してみる
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自分なりに工夫して遊んでみる
そんな姿をあたたかく見守ってあげることが、なによりの土台になります
お子さんの「好き」や興味をヒントに、楽しい知育あそびの時間を過ごしてくださいね♪